アントワープの代名詞のようなビール「デ・コーニンク」を1833年から造り続けている醸造所で、ベルギーでは中規模の独立系家族経営醸造所です。(※2010年デュベル・モルトガットグループの傘下に入る。)
地元に愛されるビール
アントワープ市内に数多くある直営店に行けば、このビールがいかに愛されているかがよくわかります。デ・コーニンクビール1種類に専用グラスが3種類もあり(現在2種類に減ってしまいましたが)、皆お気に入りのグラスで楽しんでいます。
ビールのオーダーも「ボレケ」とか「プリンスケ」とかグラスの名称でしています。そんな地元の為の正に『地ビール』ですから、生産も樽生が7割で輸出用の瓶ビールが3割といったぐあいです。
熟成期間へのこだわり
醸造所の設備は非常にシステマティック、コンピュータ制御されておりちょっと面白味には欠けますが、以前使用していた設備も一部見学用に保存されており、見ることができます。
ビールの熟成に関しても全く手を抜かず、一般的なラガータイプのピルスナーの熟成期間が7~10日間だとすると、エールタイプであるデ・コーニンクの場合は4週間はしっかりと熟成期間をとっていることを強調しています。
デ・コーニンクは褐色のエールですが、ろ過をしているビールなので飲み口は比較的ライトですし、アントワープではピルスナーに負けないくらい樽生で消費されているであろうと考えると、熟成期間のこだわりは安易な生産量向上を決してしていないことの証として捉える事が出来ると思います。
デ・コーニンクシリーズのレギュラービールで、アントワープの象徴のようなビールです。 ▼詳しくはデ・コーニンク DE KONINCKを御覧下さい。 |
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