西フランデレン州イヒテヘムにあるこの醸造所は、のどかな田舎町の中にあり、入口で目に飛び込んでくる年季の入った赤レンガの建物と煙突が、なんともベルギーの田舎の地酒蔵といった趣で、いい雰囲気を醸し出しています。

strubbe_phot_01さまざまな商品バリエーション

創業1830年、6代続く家族経営の醸造所です。現当主のステファン氏は温和で真面目な印象の方で、輸入元の我々が訪問した時は、うちのビールを色々試してくれとまずはテイスティング会が始まりました。

まだ日本に輸出していないビールや新しいビールもありましたし、また閉鎖されてしまった醸造所のビールの銘柄を受け継ぎ生産を継続させてもいるということで、商品アイテム数は多いと思うのですが、後者は輸出のメインたりえないということでしょうか、試飲には出てこなかったのが今にして思えば残念でした。

strubbe_phot_03イヒテヘムのオールドレッド

さて、醸造設備はこれも年季の入った銅釜や瓶詰めされたビールのケースを運ぶベルトコンベアのちょっと時代を感じさせる状態等、狭くて古い感じが私には何とも言えない良さに思えました。

ここでずっと変わらずあのイヒテヘムのオールドレッドを造り続けているのだなと思い、感慨に耽ります。

オールドレッドを熟成させるオーク樽を静置させているほの暗い場所も醸造所内の一角にあって、見ていて嬉しくなってしまいます。

strubbe_phot_02代々受け継がれた「本当に旨い」ビール

イヒテヘムズ・グランクリュの750ml瓶サイズが製造されているのも知り、これは是非とも日本で販売してみたいですね。これを自宅で寝かせてみたいと思いませんか?

派手さはないけれど本当に旨いビールを造ってくれています。ここで試飲したピルスナーも美味しかった!

 

レギュラーのアウトブラインに比べて、オーク樽熟成期間が24ヶ月と長く、さらにこのオーク樽熟成ビールの比率が60%と、このスタイルのビールの特徴をさらに発揮したものとなっています。

▼詳しくはイヒテヘムズ・グランクリュ ICHTEGEM'S GRAND CRUを御覧下さい。